京浜急行電鉄(京急)は、オープントップバスとバーチャル技術を活用した新しいタイプの定期運行バスツアーを横浜で実施しています。
「KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA -NAKED XR TOUR-」は、屋根がなく開放的な「KEIKYU OPEN TOP BUS 横浜」に乗車し、専用ゴーグルを装着して仮想空間を楽しみながら横浜みなとみらいエリアを周遊するバスツアーです。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)といった、現実と仮想空間を融合させる技術の総称「XR」を用いた世界初の観光体験ができるとうたわれています(体験イメージは写真を参照)。換気の必要がない開放的なオープントップバスを活用することにより、“Withコロナ”時代の感染症対策にも配慮したとのことです。
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神奈川県が主導するベンチャー企業との事業連携プログラム「ビジネス・アクセラレーター・かながわ(BAK)」の支援を受け、京急電鉄と車内エンタメサービスなどを開発するシナスタジア(東京都品川区)とが共同企画しました。幅広い手法の空間アート演出を得意とするネイキッド(東京都渋谷区)がXRコンテンツを製作し、乗車中は「未来のみなとみらい」をテーマとしたストーリーを体験することができます。観光庁が公募した「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に選定されました。
ツアーは2021年12月18日(土)〜2022年1月30日(日)の約1か月半の間、一部を除く土日祝日に催行されます。集合場所の赤レンガ倉庫(横浜市)前を起終点とし、みなとみらい地区を30〜40分程度かけて周遊します。当初は1日あたり5便でスタートしましたが、好評のため1月16日(日)から1日7便に増便されます(出発時刻は下表を参照)。各便の定員は14名で、旅行代金はお一人4,000円(大人・小児共通)です。特設サイトから時間・人数を指定し、クレジットカード決済でチケットを購入します。なお、参加は7歳以上の方に限られます。また、雨天・荒天時は中止となる場合があるとのことです。
京急電鉄はサムライインキュベート(東京都港区)は、スタートアップ企業との連携により新しい価値の創出を目指す「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(京急アクセラレータープログラム)」を推進しています。シナスタジアは第3期の参加企業で、今回のツアーはプログラム発の事業として実施されます。